
長崎の精霊流しは一度行ってみたい!という方も多いと思います。
けど、どうやって行くのが一番いいんでしょうか?
そしてどうして長崎の精霊流しってあんなに爆竹を鳴らすのか。
ちょっとした知識をお伝えします。
何も知らずに行くよりも、楽しめるかと思います!
それでは地元長崎県民の管理人がご案内致します!
長崎の精霊流しへはどうやって行くのが一番いい?
長崎の精霊流しは、例年観光客も多く長崎の夏の風物詩になっています。
精霊船が車道を通るために、長崎市中心部は広い範囲で交通規制が行われます。
車で行く方法もなくはありませんし、こちらの記事にも書かせてもらいました。
ですが、やはりJRで来られるのが一番おすすめです。
理由は、車だとどうしても渋滞に巻き込まれてしまう可能性があること。
そして帰りは混雑が落ち着いてから帰るとしても、爆竹のカスはそこらじゅうに散らばっています。
そのカスが車のホイールに入り込んだりすることもあるし、どうしても車が汚れてしまうからです。
バスや路面電車も同じく、精霊流しの間は規制も行われますが、精霊流しが終わって交通規制が解除荒れれば動き出します。
そのため、公共の交通機関で来られるのが一番のおすすめですね。
県外の方だと、どうしても車じゃなきゃいけない場合もあるかと思います。
その場合は、こちらの記事に駐車場の情報など書いていますので参考にされてくださいね。
中心部を離れれば離れるほど、規模も小さくなるし、爆竹の燃えかすも少ないですから。
その辺も頭に入れて駐車場を選んでいただけたらいいと思います♪
長崎の精霊流しってどうしてあんなに爆竹を鳴らすの?
さて、精霊流しという行事は九州でも各所で行われていますが、爆竹を鳴らすのは長崎独特の風習かと思います。
長崎にお嫁に来た関東出身の方なんか、すごくびっくりされます。
お盆って、こんな盛大なものなの!?って。
なんでも、日本で消費される爆竹の9割は、この精霊流しで使われるのだとか。
1夜で1億円分の花火が消費されるらしいですよ。
でも、なぜ爆竹を鳴らすようになったんでしょうか?
私自身も小さい頃からこれが当たり前なので、逆に、えっ!しないの?
って感じでしたけど。
長崎の精霊流しで爆竹が鳴らされるのは、中国の彩舟(さいしゅう)流しという行事の影響だといわれています。
長崎の精霊流しのルーツも、この、中国の彩舟流しだと言われています。(※諸説あり)
爆竹は中国では魔除けの意味があり、長崎の精霊流しでも精霊船が通る道を爆竹の音で清めるために鳴らします。
しかし、最近は本来の意味から離れて、目立つために危険行為さながらなこともされています。
精霊流しの時は、警察官も2〜3mおきに立っており、危ない行為をしようとすると止めに入ったりもします。
しかし、なかなかテンションマックスの方々は収まりませんので・・・
警察もこの時ばかりは苦労されています。
火事やけが人でもでたら大変ですからね。
実際、精霊船が火事になったこともあるようですので。
初めて精霊流しを見られる方はびっくりされるかもしれませんが、爆竹って思わずなところへ飛んで行ったりしますので、十分にお気をつけくださいね。
長崎ってなんでお墓で花火をするの?
精霊流しで爆竹もびっくりされると思いますが、長崎ではお盆にお墓でも花火をします。
お盆=花火 みたいな。
だから、お墓まいりも薄暗くなってから言ってましたね。
明るいと花火楽しくないですから・・・笑
そんな、お墓に花火をするスペースってある?
と思われるかもしれませんが、長崎のお墓って広いんですよ。
門や塀があったり。
座れるように石がベンチみたいになっていて座れるようになっていたり。
昔は、宴会なんかもしていたそうです。(明治時代頃に禁止にされたとか)
っていうのを他県の人に言われてからわかったことなんですけどね。
自分にとっては当たり前のことが、全国的に見るとかなり珍しいことなんだなーと
長崎は、日本が鎖国をしていた時代に唯一開かれていた場所ですからね。
お墓や精霊流しに限らず、長崎くんちやランタンフェスティバルも中国の文化を色濃く影響受けているなーと感じます。
長崎の精霊流しまとめ
初めて長崎でお盆を過ごす方はカルチャーショック受けるくらいだと思います。
今まで見たことがない人も、ぜひ!!
長崎の精霊船は一見の価値あり!ですよー