手作りのクリーム作りには欠かせない材料の”蜜蝋(みつろう)”

蜜蝋は、ミツバチの巣から作られます。

蜂蜜(はちみつ)は、1歳以下の乳幼児には与えてはいけないことになっています。
これはご存知と思います。

では、蜜蝋はどうなんでしょうか?

今回は、蜜蝋は赤ちゃんに使ってもいいのか、そしてボツリヌス菌の影響は?

これらについて、記事にしていきます。

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赤ちゃんにみつろうは危険!?

手作りクリームではおなじみの蜜蝋ですが、赤ちゃんに使っても大丈夫なんでしょうか?

同じくミツバチの巣から取れるはちみつには、ボツリヌス菌の心配があり、1歳以下の乳幼児には与えてはいけないことになっています。

蜜蝋と蜂蜜は切っても切れない関係ですので、完全に影響がないとは言い切れないところです。

では、蜜蝋とボツリヌス菌の関係について、もう少し詳しく掘り下げて見て行ってみます。

蜜蝋ってそもそも何のこと?

蜜蝋は赤ちゃんにとって危険なものなのでしょうか?

そもそも蜜蝋とはなんのことなんでしょうか?
蜜蝋とは、ミツバチが巣を作るときに出す蝋(ろう)のことです。
働きバチのお腹のあたりから分泌されます。

要するに、働きバチが巣を作るときに分泌する物質で、巣を作るもとのことです。

次に、蜜蝋ってどうやって作るのか。

実際にミツバチの巣から蜜蝋を取る工程をご紹介しますね。

みつろうの作り方

1 まず蜂蜜を取った後のミツバチの巣を用意します。

2 鍋にお湯を沸かして、沸騰したらミツバチの巣を入れて溶かしていきます。

3 不純物を水切ネットなどで濾します

4 蜜蝋が固まるのを待ちます

5 再度加熱し、溶かします。

6 容器に入れ、固まるのを待ちます。

7 不純物を取り除くために、3~6の作業を2、3回繰り返します。

この作業をすることによって、ミツバチの巣から蝋(ろう)だけを取ることが可能になります。
出来上がったものがこれ。

最初はこんな風に、黄色い色をしています。
これが、いわゆる未精製の蜜蝋。

この蜜蝋を、太陽光に当てたり、加熱圧搾したりして精製すると、白くなっていきます。

これが、精製された蜜蝋です。

ボツリヌス菌の心配は?

では、この蜜蝋にボツリヌス菌の心配はあるんでしょうか?

結論から言うと、無きにしも非ずというところ。

安全とも言い切れないし、注意が必要です。

この、ボツリヌス菌というのは赤ちゃんにどういう影響を及ぼすか知っていますか?
赤ちゃんにはちみつを与えることで心配なのが、「乳児ボツリヌス症」というものです。

ボツリヌス菌の芽胞を摂取することによって、芽胞が体内で発芽し、ボツリヌス毒素を作り出すんです。
このボツリヌス菌というのがとても怖いもので、自然界に存在する毒素の中では最も強力だと言われています。

蜂蜜には、このボツリヌス菌そのものでなく、ボツリヌス菌の芽胞が入っている可能性があるんです。
1987年に当時の厚生省からも通達がでていて、当時の同省の調べによると、5%の蜂蜜からボツリヌス菌の芽胞が発見されたそうです。

2017年には、離乳食に蜂蜜を与えられた生後6か月の男の子が、乳児ボツリヌス症によって死亡した事件もありました。

このボツリヌス菌の芽胞は、120度で4分以上の高温で滅菌処理すれば、不活性化されますが、はちみつに限っては酵素が変質するということもあり、完全に滅菌するのは難しいようです。

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大人は、腸内に届く前に消化できるので、無害なんですが、乳児はまだ消化器官が未発達のために腸内まで届いてしまうことがあります。
このため、1歳未満は蜂蜜は食べてはいけないということになっているんです。

では、みつろうの場合はどのくらいボツリヌス菌が残っている可能性があるんでしょうか?

蜜蝋は、精製する過程で高温で処理はしますが、ボツリヌス菌が高温に強いということもあり、完全に滅菌することは難しいと考えられます。
特に、個人で精製する場合は完全に滅菌することは不可能と言えます。

蜂蜜ほど神経質になる必要はなさそうですが、絶対に大丈夫だとは言い切れません。

赤ちゃんに蜜蝋クレヨンは口に入れても大丈夫?

ところで、蜜蝋の製品として、蜜蝋クレヨンがあります。
しかも、口に入れても大丈夫!と書いて売られていますよね。

大丈夫です。

こういった製品は、ボツリヌス菌を不活化させるために、おもちゃを作る際に非常に高い温度で処理を行っています。
なので、安心して使われていいと思いますよ。

赤ちゃんの保湿クリームを手作りするなら

蜜蝋を使った手作り保湿クリームは、1歳を過ぎてから使うようにするのが無難だと思います。

もし、1歳以降の子供さんに蜜蝋で保湿クリームを作る時には、精製された白い蜜蝋を使うことをおすすめします。

蜜蝋の種類には2種類あって、蜜蝋の黄色い色は花粉によるものです。
そのため、未精製の蜜蝋には、花粉によるアレルギーを起こす可能性もあるからです。

精製した白い蜜蝋の場合にも、蜜蝋自体が肌に合わない場合もあるので、パッチテストは行ってくださいね。

もともと、蜜蝋で作ったクリームは肌にもよくて、シワなどにも効果的と言われています。
それこそ、親子で使うクリームには最適で、自分でも簡単に作れてしまうんです♪
自分で作れば、添加物も含まれないので、肌にはとっても優しいですよね。

でも、赤ちゃんは生まれて間もないころは乳児湿疹も出やすいし、乾燥するとすぐほっぺたが荒れてしまいます。

でも安心してください!
蜜蝋を使わずに、赤ちゃんでも使える保湿クリームを作ることは可能です(*^-^*)

材料は、シアバターとホホバオイルなどの植物性のオイルを使います。
この手作り保湿クリームレシピだと、アレルギーや菌の心配もないかと思います。

保湿力も抜群で、お肌にもとてもやさしいものです。
1歳未満の赤ちゃんへは、ぜひこちらをおすすめしますよ。

まとめ

乳児ボツリヌス症は時に死亡することもある怖いもの。

蜜蝋を使わなくても、保湿クリームはシアバターで代用することができます。
それに、手作りでも簡単に作ることができます。

1歳未満の赤ちゃんへは、シアバターの保湿クリームを作ってみてくださいね。
1歳以上の子供さんへは、蜜蝋を使った保湿クリームもどうぞ♪


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