
生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんからもらった免疫があるので病気にかかりにくいものですよね。
しかし、6か月を過ぎたころからこの免疫は切れ始め、赤ちゃん自身もいろいろな病気にかかることが多くなります。
特に、心配なのが夏や冬などの季節の変わり目。
この時期には抵抗力の弱い赤ちゃんや子供は風邪にかかりやすいものです。
今回は、特に赤ちゃんの夏風邪について紹介したいと思います。
赤ちゃんの夏風邪にはどんなものがある?
では、赤ちゃんの夏風邪にはどんな原因があるのでしょうか?
まず、赤ちゃんに多い夏風邪に「ヘルパンギーナ」というものがあります。
ヘルパンギーナは、「コクサッキーウイルス」をはじめ、いくつかのウイルスが原因で起こる夏風邪です。
症状は、まずは高熱を出しますが、そのあとのどに水泡が出来、それがつぶれて口内炎のようになります。
この頃になると、症状は回復してきますが、子供としては口内炎のようなところがとても痛く、食べ物や飲み物を嫌がることも少なくありません。
次に多く考えられる原因が、「プール熱」や「手足口病」です。
こちらの病気は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
特に赤ちゃんの場合にはこれらの病気を起こして高熱が出た場合、ひきつけを起こすことがあります。
1〜2分ほどでほとんど収まりますが、収まらない場合には髄膜炎や脳炎など重大な病気を起こしていることもあるので、すぐに医療機関を受診しましょう。
夏風邪を赤ちゃんに引かせないため外出時に気をつけること
夏風邪というのは、ウイルス性のものが原因となります。
その為、夏風邪を引かせないためには、外出時にしっかりとウイルスに感染しないように注意をしてあげることが必要です。
では実際に夏風邪を赤ちゃんにひかせないためには、外出時にどのようなことを気を付けてあげればいいのでしょうか?
まず大切なのは、赤ちゃんの汗に注意してあげることが必要です。
暑い夏の日は、特に小さな赤ちゃんを外出させるときにはなるべく涼しい時間帯を選ぶと思います。
それでも、どうしても汗はかいてしまいますよね。
そんな時には、外出する際にはきちんと着替えを持って行ってあげるようにしましょう。
汗で洋服が濡れてしまったりすると、赤ちゃんは風邪をひきやすくなります。
汗をかいてしまったときには、さっぱりとした洋服に着替えさせてあげることが夏風邪の予防になります。
次に、外と室温の気温差にも注意が必要です。
夏の時期は外は暑くても室温はエアコンでいつでも快適に保っていますよね。
そして、外出時にかいた汗は、涼しい部屋で冷えてしまい赤ちゃんの夏風邪につながります。
外から帰ってきたら、身体の汗を拭いてあげたり、出来れば着替えをしてあげるようにしましょう。
赤ちゃんの夏風邪で気をつけたほうがいい症状
赤ちゃんというのは、どんなに体調が悪くなっていても、自分からその辛さを話すことが出来ません。
その為、どんな時でも周りの大人が赤ちゃんの異変に気付いてあげることが大切です。
もちろんそれは夏風邪でもいえることです。
外出先はもちろん、エアコンの効いた室内でも、赤ちゃんの体調は急変して夏風邪にかかってしまうこともあります。
しかし、夏風邪にかかるときには必ずと言っていいほど事前に症状が出ているものなのです。
では、夏の時期の赤ちゃんには、どのような症状に気をつけたらいいのでしょうか?
まず一番わかりやすいのは、熱ですよね。
赤ちゃんを見ていて、ちょっといつもよりも顔がほてって見えていたり、ぐったりしたように見えているときには要注意です。
そんな時には必ずまずは熱を測ってあげましょう。
もちろん、抱っこをしたときに「ちょっと体が熱いかな」と感じるときにも注意が必要です。
次に考えられるのが、下痢です。
特に生まれたばかりの赤ちゃんの場合、まだ内臓の機能がしっかりとしておらず、下痢を起こすこともしばしばですよね。
だからと言って、下痢を起こしていても「いつものことだから」などと言ってそのままにしておくのは危険です。
もしかしたらその下痢が夏風邪を起こす予兆かもしれません。
さらに、気になるのが咳です。
特に夏場のウイルスというのは、器官で繁殖をすることが多いのです。
その為、繁殖したウイルスが原因で咳を伴うことが多いのです。
もしも赤ちゃんが頻繁に咳をしていたら夏風邪を疑うようにしましょう。
まとめ
生まれたばかりの赤ちゃんは6か月を過ぎると免疫が弱くなり、体調を崩すことが多くなります。
特に夏の時期というのは、多くのウイルスが蔓延し、夏風邪を引きやすい時期でもあります。
そして、ウイルスをもらってしまう場所といえばやはり人ごみです。
全く外に出ないというのも赤ちゃんの身体の成長にはあまりよくありませんが、外出するときにはなるべく人込みを避けることも夏風邪予防の方法の一つと言えます。
自分では症状を言えない赤ちゃんだからこそ、周りの大人が常に注意をして些細なサインも見逃さないようにしましょう。